●入選作品は「花時計ギャラリー」において下記スケジュールで掲載する予定です。
① 令和7年1月9日~1月15日
② 令和7年3月6日~3月12日
花時計ギャラリー:神戸三宮の地下街「さんちか」から神戸市役所へ向かう地下道の壁面
講 評
今回の審査に当たり、作品の総数から「歯・口の健康に関すること」への子供たちの関心の高さを感じました。
小学校の部では非常に多くの作品が応募されました。子供たちは創造力を発揮し、歯と口の健康に関するメッセージを表現することに真剣に取り組んでいる様子が伺えます。
作品の中には、明るく鮮やかな色使いや、家族や友だちも含めた温かい作品やかわいらしいキャラクターが描かれているものもありました。これらの工夫によって、子どもたちが表現したいことが明確に伝わりやすくなっています。
中学校の部では、作品数は小学校に比べて少なかったものの、各作品のクオリティが非常に高いものが多かったです。大人っぽいイラストや対象や比較などのレイアウトの工夫、画材の特性を生かした配色など効果的なデザインが用いられた作品が多く見られました。
特別支援学校からの応募もあり、シンプルでわかりやすいイラストやメッセージが分かりやすく伝わりました。
全体的に言えることは、歯と口の健康は全身の健康に欠かせないというメッセージが、子どもの作品を通じてよく伝わっていることです。また、歯磨きを含めた正しい生活習慣の重要性を伝えるために、多くの作品が、ブラシを持つ姿や、歯ブラシで歯を磨く様子を描いていました。
全ての応募者が、歯と口の健康に関する重要性を理解していることへの感動と子どもたち表現したメッセージが、世代を超えて多くの人々に届くよう願っています。
兵庫県中学校教育研究会 美術部会
芝 雅博
最 優 秀 賞 ~知事賞~
幼稚園の部
小学校の部
講評
表したいことを発想するには、きっかけが必要です。この絵は、歯磨きをテーマに、自分で主題を持って、自画像を描いているのでしょうか。「自分はこうありたい」という気持ちを表現しているのでしょう。うれしかったこと、楽しかったこと、頑張ったこと、心を動かしながら、この絵を描きたいと思った主題を本人から聞いてみたくなりました。
主題が決まったら、それを表現するためにどのような用具や材料を使えばよいのか、子供自身が考え、決めていきます。これまでに学んできたことを生かしながら真剣に取り組んでいます。
中学校の部
講評
この作品は美しい「レタリング」と「ポスターのタイトル」の言葉の深さに引き込まれた。「バランス」をテーマに、様々な食材がヤジロベーのように「バランス」を取りながら人を支えるレイアウトなど、随所に計算された作品となっている。また、最大の良さは、落ち着いた背景に食材の「新鮮さ」を表現した配色の「バランス」に強さを感じた。