国家試験対策 ~全員合格に向けて〜
3年生(53回生)が6月から11月までの臨床実習本実習・施設実習を終え学校に戻ってきました。帰校後の報告会では多くの学生が「臨床の場で見学させていただいたことが座学で学んだ知識につながり理解が深まった」「口腔内だけでなく患者さんの背景をみることが大切だと学んだ」「指導歯科衛生士さんのようになりたいと将来像が具体的になった」と報告していました。また、さらなる知識・技術の向上とコミュニケーション力など、自分に不足していることを伸ばそうとする成長した姿を見ることができました。お忙しい業務の中、学生指導をしていただいた先生や歯科衛生士のかたがた、スタッフの皆さまには深く感謝申し上げます。
さて、こうして3年間のカリキュラムをすべて履修した3年生は現在、3月2日(日)に行われる第34回歯科衛生士国家試験に向けて、勉強に励む毎日を過ごしています。第32回から出題基準が改訂され、高齢者や在宅・施設介護や病棟での対応、地域包括ケアシステムの推進や多職種連携、口腔機能維持・向上や摂食機能障害への対応、医療安全や職業倫理、周術期等口腔機能管理、国際貢献を踏まえた国際保健に関する問題が出題されるようになりました。これらの問題を解答するためには、さらなる幅広い知識が必要とされます。そこで、本学院の国家試験対策では、1年次から過去の国家試験問題を解きまとめ、問題に慣れることで解答を導き出すことができる勉強方法を確立するように取り組んでいます。3年次になると本格的な国家試験対策が始まり、業者模擬試験は7回実施し、科目ごとに自己分析を行うことで、自分に不足している部分を明確にし、今後の学習方法に繋がるようにしています。そして、国家試験の勉強をより充実させるため、例年1月からスタートしていた科目講師の先生がたによる国家試験補講を本年度より12月から行うこととし、重要ポイントや覚え方、問題集や業者模擬試験で学生が不得意としている問題や質問にご対応いただいています。自分の苦手分野を把握した状態で国家試験補講を受講するので、学生も真剣な顔つきで聴講し、講義終了後には講師の先生に直接質問する学生も大勢います。今までの疑問が解消され理解が深まった学生たちは、より学習に励むようになります。こうして培った集中力・解決力を2月の中旬以降は自宅学習へと繋げ、最後の総仕上げとしていきます。しかし、合格ラインにギリギリの学生は、この間も登校し、専任教員による個人補講を行い合格に向けてさらに知識を積み重ねます。今まで学習が苦手だった学生もこのような取り組みの中で学ぶことの楽しさを自覚できれば、歯科衛生士になった後も自己研鑽やさらなる意欲の向上に繋がるのではないかとも考えます。
国家試験まで残りわずかです。講師の先生やたくさんのかたがたにご尽力いただいていることに感謝するとともに、3月26日(水)の合格発表の日を53回生全員が笑顔で迎えられるように、私たち教員一同も全力で学生のサポートをしたいと思います。
(専任教員 平野直子)