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AR 技術を活用した消防訓練 ~疑似体験でよりリアルな訓練を~

消防士さんによる説明

消防士さんによる説明

4月26日(金)午後2時30分から神戸市消防局に来校していただきAR(拡張現実)技術を使用した消防訓練を実現することになった。これは神戸市消防局が今年の5月からAR 技術を導入した消防訓練を推進しており、運用前に本校へ体験依頼があり実際に行っていただくこととなった。本校では毎年10月に1、2年生を対象に消防訓練を実施しているが、3年生は臨床実習本実習中で消防訓練を行うことができないため、今回は対象学生を3年生とした。
このAR 技術については学校だけでなく、一般のかたにも広く周知するため、メディアに向けての広報も兼ねているとのことで、当日までにAR がどのようなものであるか、実際に行う教室でデモを行い、細かい打ち合わせを行い、AR 技術の体験だけでなく、本格的な消防訓練を実施することになった。

AR 技術を使用した消防訓練

AR 技術を使用した消防訓練

当日は、学生へ火災についての講義の後、教室を前後に分けAR 技術の体験を行い、教員の避難の呼びかけを合図に1階避難階段から避難し、東館地下駐車場で水消火器の訓練を全員行った。水消火器の訓練後は教室に戻り、講評をいただきアンケートに答え終了となった。AR 技術の体験をした学生は、AR ゴーグルを装着し、実際にいつも使用している教室が煙で充満している中を出口まで避難する体験や教室内の出火を消火する体験を行った。同時に直接体験していない学生は、プロジェクターに映し出された体験している学生の実際の映像を見ることにより、人によって見る目線が違っていたり、消火する方法が違っているなど体験していなくてもそれぞれの映像を見て学ぶことができた。AR 技術は初めて体験する学生がほとんどであり、それを用いた普段と異なる消防訓練は、新鮮な気持ちで楽しく興味を持ち学ぶことができ、火災への意識を高めることへ繋がった。
また一般のかた向けの広報として、サンテレビによる取材が行われ、インタビューを受けた学生もおり、その日の午後5時30分からサンテレビニュース キャッチ+(プラス)で消防訓練の映像が放送された。
今回の貴重な消防訓練体験の声掛けをしていただいた神戸市消防局の皆さまには感謝するとともに、学生には1、2年次に行った消防訓練に加え、今回のAR 技術での消防訓練で行ったことを今後に活かし行動できるようになって欲しいと思う。

サンテレビ キャッチ+
4月26日(金)午後5時30分放送
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火災を疑似体験 神戸市の専門学校でAR 技術を活用した消防訓練
(専任教員 角田 安佳梨)