国家試験に向けて ~全員合格を目指して~
本年度は、3月7日(日)に第30回歯科衛生士国家試験が実施され、49回生全員が受験しました。新型コロナウイルスの影響により検温測定、マスクの着用が追加項目で必要となり、また、本校の学生の試験会場は近畿大学となっていましたが、急遽、ATCホールへ変更となりました。
本校では、1年次から国家試験対策として業者模試や校内模試、また、過去の国家試験問題を解いています。その中で自分の苦手分野や理解不足について把握し、勉強方法を含め少しずつ理解を深めながら学習を進めていくよう指導しています。この時点ではまだ授業で習っていない科目もありますが、学生は自分なりに考えたり調べたりし、個人差はありますが2年後に受験する国家試験に向けて学習に取り組んでいます。
3年次には12月から、科目ごとに決められた時間内に問題を解いていき、その中で間違った問題や理解不足の問題に関しては見直ししていますが、それでもわからない場合は質問内容を質問用紙に記入し、1月から始まる集中講義に来ていただく科目講師の先生がたに事前にお渡しし、授業の中で役立てていただいています。勉強していても今の勉強方法でよいのか、模擬試験で点数が伸び悩んだりする学生もいますので、教員が1人1人面談を行い勉強方法を見直したり不足している知識があることを明確にしながら学習に取り組むように指導をしています。
1月からは、1年生から3年生までにお世話になった各科目の講師の先生がたに再度ご講義をしていただいています。講師の先生がたには、過去の国試問題から学生が間違いやすい問題や事前に提出した質問を元に重要なポイントや覚え方など工夫しながら授業を進めていただき、授業後も個々の学生の質問にも対応していただいていますので、学生自身も疑問点を解決させることができ、理解も更に深まったのではないかと思います。
2月中旬以降からは自宅学習になりましたが、それまでに受けた模擬試験で合格ラインに達していない学生に関してはこの間も学校登校し、専任教員による講義や自主勉強、模擬試験を実施し合格に向けてサポートしています。最後の模擬試験が合格点に達することで、全員が精神的に少し余裕をもった上で受験することができたのではないかと思います。
合格発表は3月26日(金)全員合格で笑顔の春を迎えたいです。
(専任教員 奥田容子)