国家試験対策 ~全員合格にむけて~
3年生 (43回生) が、6月から始まった臨床本実習・施設実習を終えて、学院に戻ってきました。実習を終えた学生達は、大きく成長し、将来の歯科衛生士像も見えてきています。あとは、国家試験合格に向けて、3年間学んできた知識を、まとめていくことが次の課題となります。
今年は3月1日 (日) に、近畿大学で第24回歯科衛生士国家試験が予定されています。受験までに残された時間は短いですが、限られた時間を有効に利用していきたいと思います。学院では、12月に学生同士で行う国家試験対策、年明けの1月から今までにお世話になった講師の先生がたに国家試験に向けてのご講義をしていただいています。講師の先生がたには国家試験の出題基準の中で、出題頻度の高い問題や学生が間違えやすい部分を中心にご講義していただきます。
12月の国家試験対策は、1月からの国試補講に向けて、学生が講師の先生がたに教えていただきたい部分を明確にするために行います。そのために、学生はあらかじめ自分が理解できていない部分を把握しておく必要があります。
国家試験対策は、全部で19回開催いたします。方法としては、まず学生が決められた時間内に指定された問題を解き、その後、採点を行います。採点を終えた学生は間違えたところの完全解答を行いながら、自分が理解できていない部分を所定の用紙に記入していきます。その後グループでの質問内容を決めるため、グループで話し合いをします。グループの質問内容が決まれば、それをまとめて43回生の質問とし、講師の先生がたにお渡しするようにしています。約10日間という短い期間ですが、実際の国家試験問題に向き合うことで、集中力を高め、出題傾向も確認できるのではないかと期待しています。また、グループで話し合い、自分が解らない部分を声に出したり、友達に教えることで、改めて、自分の理解度が確認できます。また、今年は新たな取り組みとして、事前に国家試験に合格するためには、どうしたらよいのかを具体的に自分自身で考え、その後グループで話し合い意見をまとめ、モチベーションアップに繋がればとグループワークも行いました。
年が明け、国家試験まであと2カ月をきりました。登校し、国試補講を受ける学生の表情も、真剣そのものです。学生が集中して勉強ができ、全員が100%の力を出し切れるように、講師の先生がた同様私達教員も、勉強だけでなく精神面でもサポートしていきたいと思います。
(専任教員 前山由起子)