研修旅行 ～集団生活を通して規律、協力の大切さを学ぶ～
歯科材料の取り扱い
2年生（53回生）は令和5年11月7日（火）8日（水）の1泊2日の行程で、東京方面に研修旅行へ行きました。COVID-19 の感染拡大のため、昨年までは関西方面での研修旅行でしたが、本年度はCOVID-19 が5類感染症となり4年ぶりに東京方面への研修旅行となりました。
53 回生は1 年次の日帰り研修旅行がCOVID-19 の影響で自由時間の設定がない行程となり、研修旅行後のアンケートでは、「自由時間で友人との思い出が作りたかった」との声が複数あり、2年次はルールを守った上で安全に楽しく思い出を作って欲しいと思い、1日目に東京ディズニーシーに行くことにしました。そのため、通常は制服で集合ですが、本年度は私服で集合し、初日の集合点呼時に体調と共に2日目のGC 研修時着用の制服や忘れ物がないか確認しました。前日の荒天から一転し当日は晴天に恵まれ、11月とは思えない暖かな気候の中、61人中3人体調不良と家庭の事情により欠席者がおりましたが、出席した学生全員が体調不良も忘れ物もなく出発することができました。到着後は東京ディズニーシーで閉園まで自由時間とし、22時に各部屋での点呼を行いました。全員問題なく仲の良い友人と1日を満喫できたようでした。
2日目は株式会社GC Corporate Centerで①歯科材料の正しい取り扱い～歯科用セメント編～（講義・実習）②館内見学をＡクラス、Ｂクラスに分かれて交互に研修、見学を行いました。①歯科材料の歯科用セメントの講義では、歯科材料の基本となる練和方法、紙練板の使用の仕方など臨床現場のお話も取り入れて下さり、学生も熱心に聞いていました。練和実習は1年次に学内で歯科用セメントの講義実習、実技試験も終えて以来久しぶりの歯科用セメント練和となりました。②館内見学では増設工事中ではありましたが、最新の歯科用チェアに実際に座らせていただいたり、またGC で取り扱っている歯磨剤の味の確認をさせていただいたり、各種材料や器具を見学させていただきました。学生はどのフロアも目を輝かせて興味を持って見学しており、限られた時間に「もっとゆっくりじっくり見学したい」との声もありました。GC での研修を終え、昼食は東京タワーの近くにあるTHE PLACE of TOKYO の3階でビュッフェとなりました。食事の後半では研修旅行委員6人によるレクリエーションを行い、最後に参加賞と昨日の東京ディズニーシーで購入したお菓子2種類を全員に配布し終了となりました。
今回の研修旅行では、規律を守った行動をしており、点呼や集合に誰一人遅れることなく無事に2日間の行程を終了しました。研修旅行を終え学生1人1人がしっかりと研修旅行としての意識を持って行動ができたこと、クラスの仲間と声を掛け合い協力できたことなど53回生の新たな一面を見ることができました。ここで得た、たくさんのことを今後の学生生活に活かして前に進んで欲しいと思います。
（専任教員 角田 安佳梨）