第32回国家試験 ~全員合格をめざして~
3年生(51回生)が5カ月の臨床実習本実習・施設実習を終え学院に戻ってきました。臨床実習本実習、施設実習でお世話になった皆さまにはお忙しい業務の中、学生に丁寧にご指導いただき深く感謝申し上げます。
年が明け、いよいよ国家試験受験の日が近づいてきました。
本年度は3月5日(日)にTKPガーデンシティ大阪梅田を試験会場にして第32回国家試験が実施されます。コロナ禍の中、まずは万全な状態で受験できるよう体調管理をしっかりしなければいけません。また、国家試験の出題基準が見直され、教本に改訂が加えられ、問題解答にあたってはさらに幅広い知識が必要となってきています。
国家試験対策は1年次からカリキュラムに組み入れ、学年ごとに修得した科目の国家試験問題に触れる機会を設け、自分に合った勉強方法を確立させることを目的としています。
3年生になると本格的な国家試験対策が始まり、医歯薬出版やDHSなどの業者模擬試験を8月~2月までに8回実施しています。業者模擬試験では全国・校内順位が打ち出され、科目別のレーダーチャートが送られてきます。学生はレーダーチャートをもとに自己分析することにより不得意分野を把握することができます。12月には教員による個別面談も実施し、年末年始の自宅学習に繋げていきます。
年内に過去の国家試験問題を各科目ごとに解答していき、年が明けて1月から2月にかけて集中補講を行っています。集中補講では、今まで修得した各科目の講師に再度来ていただき、90~180分の講義の中で過去の国家試験問題の傾向から解答を導き出すコツや覚え方を教えていただきます。いつもの講義内容とは異なり、まるで予備校のような雰囲気で、学生の表情も真剣そのものです。
この時期、体力的にも精神的にも追い込まれていき厳しい状態ですが同じ目標をもった仲間と励まし合いながら遅くまで学内に残り、受験勉強をしています。51回生全員が3年間努力してきた成果が国家試験合格に必ず繋がるよう、私たち教員も全力でサポートしていきたいと思います。
合格発表は3月24日(金)、全員合格で笑顔の春を迎えたいです。
(教務主任 小村 照代)