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歯と口の健康週間 ~初めての臨地実習~

“がんばれはーくん”ダンス

“がんばれはーくん”ダンス

 本校2年生 (44回生) が、6月1日から“歯と口の健康週間”に際して小集団指導 として保育園・幼稚園、小学校、高齢者施 設、郡市区歯科医師会のイベントで臨地実習を行いました。

 川西市歯科医師会のイベントで、学生が初めて一般の対象者に対してのブラッシング指導をさせていただいたのですが、最初は戸惑いも見られました。しかし、お昼の休憩時には、積極的に私達専任教員に質問しながら、対象者に合った指導方法を一生懸命自分で考えて、徐々に緊張もほぐれ笑顔で指導することができるようになりました。初めての指導とは思えないと、兵歯の先生がたからも評価をいただき、今後の成長が期待できると感じました。また、動物の着ぐるみを担当した学生は、全3回のステージで着ぐるみを着て“がんばれはーくん”のダンスを披露しました。練習の成果を十分に発揮し、歯磨きの大切さやよく噛むことの大切さを子ども連れのご家族に楽しくアピールできたと思います。

 各学校・施設やイベントでの小集団指導は、ペープサートや人形・人間劇とブラッシング指導を1年次2月頃から準備し、練習してきました。グループに分かれ、対象年齢に合わせて媒体やストーリーを考え作成したもので、準備や練習の段階からチームワークを学んできました。初めの数日間は緊張で笑顔が出にくかったり、早口になり時間が余ってしまったり、声に抑揚が無かったりしていましたが、毎回反省会を行い、翌日からその反省を活かして実習していくうちに表情は豊かになり、わかりやすい指導ができるようになっていきました。

小集団指導 幼稚園班

小集団指導 幼稚園班

 個人ではなく集団に対しての指導を、わかりやすく伝えるにはどうすればいいのかを考えながら学び、全体を見る力も養うことができたのではないかと思います。

 “歯と口の健康週間”で初めて小集団指導を行い、対象者に合わせて口腔衛生の大切さを的確に伝えることの難しさを感じ、工夫する応用力をつけることができました。また、伝えたことを理解してもらえる喜びを感じ、歯科衛生士としてのやりがいを実感して今後の学院生活や実習に活かし、成長してもらえることを期待したいと思います。

(専任教員 都田結衣)