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学院学会 ~学習に対するモチベーションの向上~

真剣な表情で聴講する学生達

真剣な表情で聴講する学生達

 第47回学院学会を9月7日(日)に開催しました。毎年この時期に行われる本校主催の本学会では、卒業生による医療現場の様子や専門的な講演を聴講することにより、学校生活を意欲的に送り、またモチベーションを高める大きな行事となっています。

 今回は、西原歯科医院 佐伯和美歯科衛生士(本校30回生)による「高齢者施設における誤嚥性肺炎予防のための学生達との取り組み」銀座 UC デンタルインプラントセンター 田内友貴歯科衛生士(本校37回生)と朴智世歯科衛生士(本校42回生)による「インプラントメインテナンス」そして、特別講演として、朝日大学経営学部ビジネス企画学科准教授 藤野良孝先生による「たった一語を言うだけで上手くいく魔法の言葉」-わーっ、にーっ、ぐーっ!毎日がうまくいく20の方法-の3演題をご講演いただきました。

 1年生にとっては、初めての学会参加となる学生も多かったのですが、改めて歯科衛生士の求められる活躍の場の広さを感じ、非常に興味深く聴講することができたのではないでしょうか。臨床科目の授業が進んでいる2年生は、9月から学習している介護福祉論への理解を深め、さらに、インプラントメインテナンスにおける歯科衛生士の役割については、新たな知識の構築や気づきを得て、今後の学習に繋げるものとなりました。現在、臨床実習で多くの学びを得ている3年生は、11月から始まる施設実習を控え、高齢者歯科に対する理解が深まったと同時に、卒後の自分たちの姿をイメージし、そのために今何をすべきかを考えることができたと思います。

 そして、多数のメディアで活躍されている藤野先生のご講演では、日常のコミュニケーションに擬音語や擬態語である“オノマトペ”を取り入れることで、物事の様子が伝わりやすくなり、円滑なコミュニケーションをとることができることを、非常に分かりやすくご教授いただきました。すぐに使えるこの魔法の言葉を活用し、歯科衛生士としてだけでなく、日常においてもコミュニケーション力を高めてほしいと思います。

 学院学会において、さまざまな場所で活躍する本校の卒業生の姿を見ることは、在校生にとって、とても心に響く良い刺激となり、今後の学習に対するモチベーションも向上したことと思います。今後、歯科衛生士に求められる役割は多岐にわたり、責任も伴ってくることが考えられ、自己研鑚が必要になります。

 卒業後、社会に出た彼女たちが先輩に続き、自己研鑚しキラキラと活躍する歯科衛生士となれるよう、今後の学校生活で積極的に学ぶ姿勢を期待し、私たち教員もしっかりサポートしていきたいと思います。

(専任教員 難波恵子)