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1年生での学び ~成長をみつめて~

テーブルマナー講座の様子

テーブルマナー講座の様子

 平成26年度は1年生の担任をさせていただきましたので、1年生が入学から1年間を通して学んだことを一部ではございますが、ご紹介させていただきます。

 本年度の1年生は、45回生となり4月10日に入学式を迎えました。現役生が約8割、社会人経験者や子育てをしながらの学生が約2割とおかれている環境はさまざまな学生たちです。例年ですが、真っ白な状態からのスタートになるので、医療人としての心構え、身だしなみの大切さなど一つ一つを伝えていきました。足並みを揃えるのは大変でしたが、皆が「歯科衛生士になる!」という強い目標をもち一歩ずつ歩んできました。

 1年生では知識の基盤を築くため座学での講義が主になります。初めて聞く専門用語に四苦八苦しながらも講師の先生がたの熱心なご指導のもと、確実に知識を修得してきています。実技面では、マネキンでの操作がメインとなります。手用スケーラーやバキューム操作など器用不器用の差はありますが、繰り返し練習を行い日々奮闘中です。また今年度よりカリキュラムも再編成され、より充実した教育内容となっています。一般教養として小論文やホスピタリティ学などの幅広い知識を修得し人間性の豊かな歯科衛生士を目指しています。

 10月には、日帰りで京都へ校外研修に行きました。株式会社モリタ製作所で工場見学、ホテルオークラ京都でテーブルマナー講座を受講しました。工場見学では、モリタの社員のかたからチェアーの製造工程をわかりやすく説明いただき、最新のチェアーや患者ロボットなども見せていただきました。初めて見るものばかりで学生も興味を持って見学していました。テーブルマナー講座では、初めは緊張をしている様子も伺えましたが、ホテルのスタッフのかたが一人一人をよく見て下さり、丁寧に教えて下さったため、テーブルマナーをしっかりと学べたようです。校外研修を通して、学生間の親睦もグッと深まったように感じました。私たち教員も学生と1日過ごし、学生のいろいろな一面や表情を見ることができました。

 1年生も終わりに近づき、学生たちは、まだまだ成長段階ではありますが、入学時と比べ医療人としての自覚がでてきたように感じます。2年生では、4月にプレ臨床実習、6月には、歯と口の健康週間として保育園や幼稚園、小学校、高齢者施設に口腔衛生指導に伺う機会に恵まれます。1年間を通して学んだことを2年生で活かすことができるよう、私たち教員も誠心誠意指導していきたいと思います。

(専任教員 小林亜樹)