新年度を迎えて ~それぞれの出発~
3月10日に卒業証書授与式を迎え3年間の歯科衛生士としての専門課程を終えた46回生は、全員国家試験合格を果たし、4月から念願の歯科衛生士として新たな一歩を踏み出しました。まだまだ社会人として歩み始めたばかりですが、臨床現場では会員の先生や歯科衛生士の先輩に、ご指導いただきながら成長していくことを願っています。
在校生である47回生は3月に矯正・センター見学臨床実習で矯正歯科医院に2日間、郡市区歯科センターに1日という短い期間ではありましたが実習をさせていただきました。矯正歯科医院では器具に実際に触れ、治療の流れの中で使われている様子を見学させていただくことで、知識を深めることができました。また郡市区歯科センター実習では、講義で学んださまざまな障がいの知識がより深い理解に繋がり、現場での歯科衛生士の役割や患者さまとの関わり方について習得させていただきました。矯正・センター見学臨床実習は対象者は異なりますが、長い期間、患者さまと歯科衛生士が関わりを持つことで築き上げた信頼関係の強さを実感できたことと思います。3日間という短い間ではありましたが、コミュニケーションの大切さだけでなく一般歯科とは異なる治療や患者さまとの絆の深さを見学させていただき、6月から始まる臨床実習本実習、そして11月の障害者・高齢者施設実習へと繋げてもらいたいと思います。
2学年に進級した48回生は、プレ臨床実習として4月11日から4月24日までの10日間、開業歯科医院でお世話になります。臨床の現場で活躍されている歯科衛生士の姿を初めて見学させていただき、歯科衛生士業務についてさらに興味を持ち、2学年で学ぶ臨床科目や実技習得に向けて取り組んでもらいたいです。
また、今年度から新たに4月10日に入学する49回生に向け、入学前オリエンテーションを3月26日に行いました。入学後の年間予定や学校生活を迎えるにあたっての心構えを聞き、ナースシューズや実習着の採寸を行いました。最初は緊張した様子で説明を聞いていた新入生も、少しづつ緊張がほぐれ、オリエンテーションが終わる頃には同級生となる新しい友人と笑顔で入学式での再会を約束していました。入学してからの3年間は、初めて学ぶ専門用語に戸惑ったり、進路に悩むこともあるかと思いますが、教員一同、学生に寄り添いながら、サポートしていきたいと思います。
(専任教員 前山由起子)